毎日新聞に載っていた、病理学教授のインタビューを斬る!

ぴよ太郎
某大の病理学の教授が「最近の学生は勉強しない」と嘆いていた

霊夢
へー、勉強しないんだ

ぴよ太郎
どうなんだろうね。私には『見えている地雷』に思えるが…

今回は、小ネタの雑談です。2018年初頭前後だったと思いますが、某大学病理学講座の教授のインタビュー記事が毎日新聞に載っていました。

大意は「最近の学生は勉強をしない。試験は教科書持ち込みでやってやっているのに全く点が取れない。嘆かわしい」という記事でした。

これをみて、一般の人はどう思ったでしょう。やはり『最近の若者はだめだ。医者になる資格なんてない』という印象を持たれたかたもいるのではないでしょうか。

病理学とは

簡単に言うと、人間の臓器や皮膚を顕微鏡レベルで観察する学問です。

医学部学生はまず正常組織を扱う『組織学』を勉強し、その後に、病気の組織(ガンなど)を扱う『病理学』を勉強します。

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これは人の組織を顕微鏡でみたものですが、大まかにガンだということは分かります。しかし、それ以上の細かいことになると、専門家にお任せすることになります。

世には知られていないと思いますが、病理医という普段全く患者さんと会わない専門のお医者さんがいるのです。

手術中に切り取った臓器の切れ端などを顕微鏡で見て、ガンの進行具合などを判定しています。

その病理医とは別に学生に教えるための病理学教室というものもあって、今回はそこの教授の話です。

本当に勉強していないのか?

医学部の学生が本当に勉強していないと思いますか?関係者なら一発で分かります。この教授、見えている地雷だと(笑)

新聞に書かれていることって真実だと思っちゃいますよね。毎日新聞って色々な人の意見を取り入れようとしているのは分かるのですが、時々勢いあまってこういうおかしな記事を載せてくれます。

この教授、終了試験選抜試験の区別がついていないのです。

高校の中間、期末試験のことを考えると分かると思います。通常、学期末の科目終了試験というものは授業でやったことを理解しているかをテストするものです。確認テストですので教えられたことをちゃんと勉強してくれば合格します。

一方、試験にはもう一種類あります。それは入学試験のような選抜試験です。これは順位をつけるためのものですので当然、何が出るかは分かりません。学力調査の目的で行われるテストもこちらですね。

で、世の中にはこれら二種類の区別がついていない人がいるのです。教科書持ち込みの時点で地雷臭がプンプンしますが、さらにそれで学生が解けないとなると『あなたは授業で一体何を教えてきたんだ』ということになります。先生がまともな授業をされていない証拠ですよ。

そりゃ1~2人は勉強していない学生もいるかもしれません。物理のような基礎科目は生物受験で入ってきた人ができなことはあります。数学も割とある。しかし、病理学のような大学で初めて習うような科目は、ちゃんと学生が分かるように教えないとダメですよ。ただの暗記ですし。

医学生が理解できない授業と試験を行っていることは、世界の中心であなたが無能であることを叫んでいるだけなのです……と魔理沙君が、瞳を閉じて言っていました。

霊夢
確かに魔理沙なら言いかねないわね、って違うでしょ!

大学教官に気を付けて

4月から希望をもって大学に入学されるかたもいると思います。しかし、気を付けて下さい。高校までと違って、大学の先生は教育のプロではありません。

どの学部でもそうなのかもしれませんが特に医学部は、ずっと大学の中で出世してきた教授と、一度外の病院に出て大学に戻ってきた教授の人格の差が大きいです。

一度社会に出てきた教授は全然違います。必要以上に偉そうにしませんし、何より社会常識を身につけています。

ところが、大学で純粋培養されてきたタイプは、狭い世界の常識しか知らない人達です。ずっと階級社会で生きてきた結果、上にへつらい下にいばり散らす人間のなんと多いこと。その姿、まるで佐川氏のごとし!

そして教授になれば我が天下。間違ったことをしても誰にも注意されず、パワハラ天国の出来上がりです。さらに危ないのが出世争いに負けた准教授。もはや学生いびりにしか興味がありません。

病理学のような基礎研究室は、大学で純粋培養されてきた人ばかりなので変人率はかなり高いと思っていいでしょう。うちも変だった。ただ、試験範囲の指定はしてくれました。

病理学の授業ってそもそも5回くらいしかないのです(当社比)。とても教科書一冊やる時間なんてありません。教科書持ち込み可にしているというのは、全部やっていないのに範囲を指定していないということです。まさにゲスの極み

変人には集団で対抗するしかありません。医学部は上の学年からの情報(過去問)で勝負です。

たくさんの理不尽が待ち受けている世界ですが、やるしかない。

頑張ってください。

(もちろん、実績、人格とも優れた先生もいらっしゃいます。念のため)