センター地理の参考書と問題集

ぴよ太郎
今回は、センター地理の参考書や問題集を紹介するよ。世界史、日本史はやってないので紹介できぬ。済まない

霊夢
あれっ、公民は?

ぴよ太郎
軽く力尽きたので、次回やることにする

地理

流れは3ステップです。

  1. 簡単参考書を1冊
  2. 少し詳しい参考書を読む
  3. 過去問

二次試験レベルの本には踏み込まない方がいいように思います。用語集や一問一答は、私はやりませんでした。(2)の少し詳しい参考書に良いのがあります。

簡単参考書

簡単参考書は次の三冊の内から選ぶと良いと思います。

これらの本の特長は、各項目の説明があった後、項目末にチェック問題が載っているところです。というのも、参考書をただ眺めているだけでは、重要度の優先順位が付けられず中々頭に入って来ないからです。

私は初学者こそ、実際の問題に触れながら学習するのが良いと思っています。問題を解いた後、「あ、ここが試験に出るんだ」と納得できれば記憶に残りやすいと思います。チェック問題はできるだけ『センター過去問』から引用してきているものが望ましいです。

見やすさや紙の質感には好みがありますので、実際に書店で手に取ってみると良いでしょう。


バランスは中々良いと思います。下線が多く、見やすいかどうかは好みになります。

【特長や特徴】

  • チェック問題の解説が詳しい

【がんばって欲しいところ】

  • チェック問題がセンターのではないかも

普通、どこからチェック問題を持ってきたか記載があるものですが、この本にはないですね。たぶんセンターの問題ではないです。解説は詳しくバランスは悪くないと思うのですが。

ただ、ここで紹介する3冊はみな一長一短がありますし。これらの本一冊と心中するわけではありませんので好きなのを選んでいいと思います。表紙や挿絵が好きでもいいです。とにかく、初めの一歩を踏み出すことが大切です。


私の受験の時にはなかったシリーズですね。読みやすさに力を入れていると思います。先生の実写が出てくるのは好みの分かれるところか。上記の本ほどではないものの下線は多めです。

チェック問題は項目末ではなく章末にあり、少し間が空いているのが気になりました。ただ、その分問題数は気持ち多めです。

【特長や特徴】

  • センター過去問を使っている
  • kindle版がある【697円】(スマホで読めるということ)

【がんばって欲しいところ】

  • チェック問題の答えが、問題より先に目に入る
  • 地誌が弱い

地誌というのは、例えばヨーロッパだと、イギリスやドイツなど各国のことを詳しく見て行く分野です。2018年のムーミンの問題のような北欧(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)の記述が乏しく、この参考書だけだとあの問題は難しいと思います。

ただし、後述の「少し詳しい参考書」で補えるのであまり気にしなくてもいいかも。


私の頃は、厚さが半分以下の問題集のようなシリーズでした。著者に人気講師の山岡先生を迎え、厚さも内容もずいぶんパワーアップしたと思います。字や絵柄、紙質が他の二冊と比べ独特で、好みが分かれるかもしれません。

【特長や特徴】

  • 軽くだが一つ一つの国の説明(地誌)が載っている

【がんばって欲しいところ】

  • チェック問題が一題ずつしかなく簡素

1ページの内容が、他二冊よりも少な目でゆったり取ってあります。ですので見た目よりも早く読めると思います。

ここまでのまとめ

これら3冊が初学者に向いているのは、チェック問題があるところです。初学者は用語の重みづけがまだできていません。それを問題を解きながら見て行くことで、頭の中にインデックスを作ることができると思います。

3冊紹介しましたがどれか1冊でいいです。一見分厚いですがこれだけで十分という訳ではありません。そんなに念力や情熱を込めて覚えようとしなくていいです。はじめの段階で問題に触れることが重要なのです。2~3周したら次に行きましょう。

column:三冊ともヨーロッパ風力発電について触れてある箇所がありました。
昔、KS党でWリブ運動している女性の講演のようなものがありました。「日本でも原発をやめて、風力発電をしよう。それをしないのは政府の陰謀だ」などと彼ら独特の論を展開していましたが、この人は重要なことを理解していません。
ヨーロッパで風力発電が発達しているのは、偏西風を利用しているからです。地理は現在を扱う学問なので実戦的です。他人の意見を批判的に吟味できるよう、知識を蓄えましょう。

少し詳しい参考書

これです。この本、凄く良いです。『系統地理編』と『地誌』編の二冊あります。私が受験した時はなかったのですが、こういう本が欲しかった。

例えば、2018年の北欧を扱ったムーミンの問題です。私も知らなかったのですがスウェーデンって原子力発電の比率が高いのですよね。そういうところまで載っています。ノルウェーの水力発電の割合が高いことは有名で、簡単参考書にも載っているのですが。

とっつきやすい本でありながら、中身は十分詳しい。濃厚ながらしつこくなく、絶妙なバランスを保っていると思います。ついでに、私の大好きなアルパカの写真が載っているところがポイント高し。

『解説→センターの問題』形式の本ではないため1冊目として推薦はしませんでしたが、一度地理で受験経験のあるかたならこちらから入っても良いと思います。

あ、調べてみると、この村瀬先生というのはテレビによく出ておられる先生ですね。林修先生の番組かな。とても分かりやすい解説をする人だなと思っていました。

過去問

村瀬先生の本を適宜繰り返しながら、あとは過去問です。上の画像は2018年受験のものなので注意。毎年5月に新刊が出るようです。

地理はあまり古いものまでやっても効果は薄いので過去15年分くらいかな。


マーク式総合問題集地理B 2018 (河合塾シリーズ)大学入試センター試験実戦問題集地理B 2018 (大学入試完全対策シリーズ)

念のため、各予備校から出ている予想問題集もやりました。これらは予備校の過去の模試を集めたものです。

画像は2018年のものです。毎年6月に新刊が出るようですね。ただ効果はどうなのでしょう。知識系の古文や漢文、あと数学や理科などは結構役に立ったと思います。

しかし、現代文や地理など、問題選択が勝負の科目は模試ってあまり役に立たなかったような…とはいえ、他にやることありませんしね。そこが地理の難しいところです。

column:代々木ゼミナールの白本はもうなくなったのかな。あれは酷かった。全く傾向を反映しておらずしかも簡単過ぎました。昔、代ゼミは模試で成績の良かった人に教材を送り付けて特待生とし、合格実績だけ貰うという酷い商売をしていました。そんなことばかりに力を入れていたため、当然のごとく衰退しました。

河合塾は逆を行きました。ここは昔から特待生制度がありません。堅実な商売をする印象です。逆に、講師には厳しい環境のようです。給料は一番安く、こき使われるらしいです(笑) 駿台は代々木と河合の中間ですね。

Z会の緑本は難しすぎて危険です。昔からZ会って難しいことを自分たちのステータスとしているようなところがあり、無駄に難しい本が多いと思います。一部受験生の妙なエリート意識をくすぐるような。当時、進研ゼミ(ベネッセ)の後発だったので、何か特色を出したかったのでしょう。結果、Z会が勝って、進研ゼミはより低学年の教育に力を入れるようになりました。

追加:その他の書籍

この本は初版が1989年です。この頃はまともな地理の本が少なかったです。

傾向と対策」とか酷かったですね(笑) 私立文系の問題を集めてセンター用として売っていました。重箱の隅をつつくような知識問題ばかりで。ところが予備校の模試も同じように酷くて、これやってると点が取れるのです。本番とは全然違うのに(笑)

そんな中、地理を面白さを味わわせて下さったのが権田先生の本でした。網羅性は低く、そもそもセンター用ではないのですが読み物として面白かったです。ただ、今センター用としてお勧めはしません。



2001年発売ながら、いまだに地理参考書のベストセラーとは凄いものです。山岡先生は『きめる! センター地理』の著者でもあります。

『初心者が一週間で読める』というコンセプトの本です。医学部受験の時に読みました。ただ、私にはあまり効果はありませんでした。90点取れるようになる本ではないと思います。

私は問題を解きながら学習した方がいいという考えなので推薦しませんでしたが、この本で始めるのもありなのかもしれません。んー、この手の本で始めるにしても、村瀬先生の書籍の方が良いと個人的には思います。


2017年発売の中学生用の本です。図書館にあったので読みました。

受験対策の本という感じではなく、大人の教養として読むのに丁度良いと思います。内容もしっかりしていて、地理の面白さが伝わってくる一冊です。

著者は宮路先生、代々木ゼミナール東大地理担当講師とな!? え、代ゼミってまだ生きてたの? 失礼いたしました。

まとめ

初学者が書店で本を見ていると、その数に圧倒されるのではないでしょうか。用語集やら一問一答まで色々売ってますからね。しかし私はそこまでやる必要はないと考えます。

9割目標くらいでいいのではないでしょうか。私は理系の立場で話していますが、かけた時間と効果を考えるとそのくらいが丁度いいのではと。

そして9割目標なら、世界史、日本史よりも地理が有利です。がんばって。